からだが重
このところパソコンの調子が良くなかった。
気まぐれをおこしているとしか思えなかった。いきなり画面が消えてしまったり、起動ボタンを押しても、ファンの音ばかりして立ち上がらなかったりする。
これまでも、このような仕打ちは幾度か受けているので、とにかく起動ボタンを押しつづけるしかない。するととつぜん、修復しますというような見慣れない言葉が出てきたりする。自力で回復しようとするところは偉いとおもうが、いったい何がどうなっているのか。
相手は言葉が通じない器械だが、それでもなんとか胸の底を探ってみたい気持ちになる。お前とは毎日、まじかに向いあっている仲ではないかとグチりたくなる。
パソコンの言葉が聞こえたわけではないが、なんだか最近からだが重くてね、とぼやいてるような気がした。
ぼくには少しばかりのIT知識しかないが、直感というか思いやりというか、その程度の感情的な意思疎通は、相手が器械であってもできると信じてみたい。
とりあえず、すこし身がるにしてやろうと思った。
ため込んできた膨大な写真や文章のデータを、外付けのハードディスクにコピーして、パソコンの中のデータは片っぱしから消していった。最後にデフラグをしてすっきりしたら、いまのところ快調に作動しはじめている。
どうやらメタボ体質になって息切れがしていたらしい。ダイエットが効いたなどと勝手に想像している。California Fitness California Fitness California Fitness California Fitness California Fitness California Fitness California Fitness California Fitness California Fitness California Fitness
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